麻酔科スタッフ募集

当院には複数の麻酔科専門医が常勤しており、この地区では比較的恵まれた病院であると言われています。しかし決して人員が充足しているわけではありません。マンパワーはあればあるほど、いろいろな仕事ができ、より質の高い医療が提供できると考えています。

なお、当院は岐阜大学医学部麻酔科・疼痛治療科の関連病院です。入職される先生には岐阜大学医学部麻酔科・疼痛治療科への入局をお勧めしますが強制はしません。


当科の特徴

当院は、救急救命センターを持つ急性期病院ですので、小児外科・小児心臓外科を除くほぼ全ての症例を経験することができます。

また、日本集中治療医学会が定める専門医研修施設にも認定されておりますので、重症患者の周術期管理を集中治療室で行うことにより、集中治療専門医の資格を得ることもできます。

最近では、エコーガイド下の末梢神経ブロックにも力を入れており、クオリティーの高い術後鎮痛を提供できるよう努めております。


当科での職務内容

手術麻酔
手術の麻酔管理を行います。全身麻酔の全例に加え、一部の領域麻酔(脊椎麻酔など)が麻酔科管理になっております。
集中治療
集中治療室で重症患者の管理を行います。救急救命センターからの重症患者、侵襲の大きな術後患者、一般病棟入院中に重症化した患者など、症例は多岐にわたります。
当直・待機
集中治療室の当直業務を行います。現在(2021年7月)の人員では、3~4回/月程度です。当直中に緊急手術の依頼があった場合には対応してもらいます。
当直医だけで手に負えない場合に備えて、バックアップ待機をつけています。こちらも3~4回/月程度ですが、実際に呼び出されることは稀です。

ライフスタイルに合わせて働き方を選択

麻酔科常勤
原則的に週40時間の勤務ができる方を常勤としますが、32時間以上であれば足りない分を基本給から差し引くことで常勤扱いとすることができます。
専門医を維持するための週3回勤務でも常勤とすることが可能です。
麻酔科非常勤
週1日だけ。それも午後(午前)のみといった働き方も可能です。家庭の事情、ご自分の都合に合わせてお選びください
また、集中治療室の当直のみといった働き方も可能です。
麻酔科後期研修
岐阜大学の麻酔科専門医研修プログラムに入ってもらいます。4年のうち、2年間は岐阜大学病院に勤務し、麻酔の基礎を学びます。残り2年は当院に勤務してもらいます。
希望に応じて岐阜大学関連病院へのローテーションも可能です。

当院で取得できる専門医資格(麻酔・集中治療・救急関連)

  • 麻酔科標榜医
  • 麻酔科認定医
  • 日本専門医機構が認定する麻酔科専門医
  • 麻酔科指導医
  • 集中治療専門医
  • 救急科専門医

医局入局のススメ

新臨床研修制度により、医局は一時期弱体化しましたが、最近では専門医資格を獲得するためには医局に入ることが条件であることも増えています。当院でも、麻酔科専門医をとるためには、岐阜大学の医局に入っていただく必要があります。

医局に入局すると、自分の希望する職場で働くことができないとか、意に沿わない異動があると誤解されている方もみえるとおもいますが、そんなことは決してありません。また、気に入らなければやめればいいだけのことです。

医師の採用は、どんどん流動化しています。この先、自らの力のみで、よい職場を見つけることは難しくなると予測されます。安定した生活を送りたいのなら、医局に入ることを強くおすすめします。


医局入局のメリット

医局関連病院での研修
医局関連病院をローテートすることで様々な症例を効率よく経験することができます。また、多くの麻酔方法を体験することもできます。
人脈の拡大
同世代はもちろん、縦のつながりを得ることもできます。また、医局同士のつながりから、さらに大きなネットワークに広げることが可能です。現代社会で最も重要な「情報」も得やすくなります。
管理職のポスト
「私は生涯、いち臨床医であり続ける」と言われる方も、勤務医を続けるのであれば、いずれ診療部長などの管理職を目指すことになります。しかし、管理職のポストは無尽蔵にあるわけではありません。特に主要な病院の管理職ポストは医局人事で押さえられていることが多いと考えた方がいいでしょう。
大学院への進学および博士号の取得
博士号をとることを目指す方は、必ず医局に入局し大学院に進学していただく必要があります。
アカデミックな研究をする姿勢
アカデミックな研究をする姿勢を身につけることで、日常の臨床が、また違った視点で見られるようになります。医師としての深みをますことができます。